DHAとEPA

dd4d6d5abed0a8ded2549de2b166bd96_s日本は四方を海に囲まれている島国の為、常に漁業が盛んな国であります。

かくいう私の地元でも、魚市場があったり魚加工の工場がより固まった場所があったりします。

10月に旬の魚と言えば、数多く存在しますが・・・今日はそんな魚に含まれる話題の成分、「DHA」「EPA」についての雑談をしたいなぁと思います。

 

この季節に取れる旬のお魚は煮つけで美味しい「鯖」や日本の食卓の友「鮭」、天然物は今が旬の「ウナギ」だったり、秋と言えば「秋刀魚」も外せませんね。

そして何より特徴なのが、どの魚も今話題の「DHA」や「EPA」が多く含まれているというところがあります。

この「DHA」や「EPA」、その名前を聞いたことがある日とは大勢いるでしょうが、実際にはどんな効果でどういいのかは分からない人が多いのでは?と思われます。

 

「DHA」は青魚に多く含まれている脂の事であり、脳の機能を向上させる成分を含んでおります。

人の脳細胞は、その1つ1つが無数の枝のような突起を伸ばし、脳細胞同士でつながり、その間を電気信号が行き来する事で人の記憶は保たれています。元々DHAは、その能細胞膜の中に常に存在しているのですが、DHAを摂取してその量を増やすと脳細胞の膜が柔軟になり、細胞間の情報伝達がスムーズに行われるようになったり、脳細胞同士のつながりを強化したりするので、より活発に細胞同士の電気信号の行き来が盛んになるためにDHAは脳に良いとされております。

また、老化とともに脳細胞は減少していくのですが、毎日DHAを取る事により残った脳細胞を活性化させ、失った分の脳細胞の働きをカバーしてくれると言います。

 

また、「EPA」もDHAと同じく魚・・・とりわけ青魚に良く含まれる成分の1つであり、また、人の身体では作る事の出来ない酵素の一つです。

EPAには、血液の流れを良くしてくれる効力を持ち、血栓を作りづらくする成分も含んでおります。

EPAはDHAのように直接脳内に入り込み、効果を出す事はできませんが・・・脳は常に大量の栄養を必要としている器官です。人の体重の2%の重さを脳は持っていますが・・・人の使用する全エネルギーの内、約24%を消費させているのが脳なのです。他の器官のように活発に動いていないように見えますが、その実、電気信号のやり取りを常に行っている脳は多大なエネルギーを必要としています。

そのエネルギーの元となるものを運ぶのに、血液の流れと言うものは非常に大切なものなのです。EPAには非常に高い血流改善効果を持っているため、脳内への栄養素の行き来をスムーズに行えるようになるのです。

 

EPAで血液の流れを良くし、DHAの栄養素で脳を活性化する・・・なるほど、魚を食べると頭が良くなるとはこういった仕組みがあるからなのですね。

秋の味覚は美味しいほかに様々な有用効果があって嬉しいですね。

 

ちなみに経済連携協定(Economic Partnership Agreement)や国際連合人道問題局(Department of Humanitarian Affairs)も略すると「EPA」と「DHA」にはなりますが、そちらはまた違ったものですのであしからず・・・