そう言う事もあるのか…っ!?予防接種とアレルギー

6b94d1c3fb8faabf06c72dbd13c1b15e_s今年の冬はやたら暖かかったり、突然寒くなってみたりと気温の温暖差が激しく、体調も崩しやすい季節です。しかも、そのせいなのか、なんなのかは分からないのですが、RSウイルス溶連菌風邪など様々な物が大きく流行しました。ってか、しています。 いやですね~。かかった方も中には居るんじゃないでしょうか?

 

こういう流行物には乗りたくはないですが…うっかりしていると乗ってしまう物…そうならない為にも、予防接種は打っておいた方が良いですね。 しかし、予防接種後に注射した所が腫れて痛くなったり非情に痒くなったと言う経験は無いでしょうか? 恐らく大抵の人が一度はなった事があると思いますが、あれこそがワクチンの副作用と呼ばれるものです。 これらはワクチンがちゃんと働いていると言う証拠である為、ちょっと気にはなりますが症状的には何の問題もないと言う事で2~3日もすれば症状は改善されます。まぁ、あまり気になるようでしたら患部を冷やしてあげると良いでしょう。

 

予防接種を打つことにより患部が入ってきた異物に対して反応して炎症を起こして痒くなったり痛くなったりしているので、その炎症を取り除いてあげるのに冷やすのは効果的と言えます。 しかし、その痒い痛いも度が過ぎたり、それ以外の症状がでたりする場合は注意が必要です。 例えば、本来なら刺された場所を中心に狭い範囲で広がる「腫れ」も、ひどくなると肩や肘の方まで大きく腫れてしまったり、腫れた箇所が赤黒く触れると痛みも酷かったりすと、これは過剰なアレルギー反応による症状ですので、すぐに病院に行くことをお勧めします。 また、呼吸が苦しくなったり気持ち悪くなったり、意識がぼやけるなどの症状が現れた際はさらに注意が必要です。

 

どの薬やワクチンにも言える事ですが、接種した際に体質に合わない場合が極めて希にあり、そのさいに上記のような症状が起こる事があります。皆さんも聞いた事があるアナフィラキシーショックと呼ばれる急激なアレルギー反応です。この症状が起きるのは接種してから30分以内と極めて速く、治療が遅れた場合には命に係わる事もあります。 特に卵アレルギーを持つ方が予防接種を受けるとアレルギー症状が出やすらしく、何でも予防接種を作る際にニワトリの卵を使うためにアレルギーが出る事があるらしいです。 また、同じく希な症状として全身の筋肉の脱力や呼吸がしづらいなどの症状が現れるギランバレー症候群があります。ギランバレー症候群は自己免疫疾患の一つとされ、細菌やウイルスが体内に侵入することにより発症するケースが殆どですが、極めて希に医薬品投与によっても起こる場合があります。 症状としては「両手・両足の筋力低下」「歩行障害」「発声困難」「顔の筋肉の麻痺」「食べ物が飲み込み辛い」「物が二重に見える」等があり、発症後2~4週間で進行が止まり、その後は徐々に回復していき3~6か月後には完治すると言います。 ただし、初期症状がひどかったりすると後遺症が残る場合もあります

 

ともあれ、アナフィラキシーショックやギランバレー症候群は滅多になるものではなく、アナフィラキシーショックで5000万分の10、ギランバレー症候群で10万分の1~2となっておりますので、滅多になる事はありませんが、もし怪しいと思った時には注射を打った病院に早急に行くことをオススメします。

…何分の1と言われてもパッと出ない感じになるとは思いますが、例えて言いますと10万分の1は「ジャンボ宝くじ3等(100万円)が当たる確率」と一緒で、5000万分の10…整えて500万分の1は「宝くじ前後賞(1億円)が当たる確率」と一緒らしいです。 雑談にはなりますが、他ですと「隕石の落下:25万分の1」「飛行機の墜落事故:50万分の1」「雷に打たれる確率:1000万分の1」「四つ葉のクローバーを発見する確率:10万分の1」以外に四つ葉のクローバーがそんなに低い確率だったとは…