夏だ!太陽だ!…熱ッ!夏に意外と多い、火傷の被害

b013c6f55ff011a557e93c5944d7da05_sケガなんていう物はヒト一人の人生で考えると、小さいものを含めて百回以上はあるわけで、擦りむいた、切ったとか小さいものだと気にしない人も多いのではと思われますが、小さくとも忘れる事が出来ないくらい痛いのってありますよね?

その一つが「火傷」。この時期、夏と言うのは意外と火傷が多い季節なんですよ。

嫌ですよね~火傷。なんていってもあのヒリヒリする痛み。おぉ~怖い怖い。

 

火傷にはその傷の深さにランクがあり、全部で三段階に分かれて存在しているのですが、第一度では表皮のみの炎症と言う事でいわゆる「日焼け」の状態、表皮が赤くなりますが放置しても数日もすれば自然と回復します。

次に、第二度の火傷となりますが、第二度だけは特殊で軽症と重症があり、第二度の火傷は表皮のみの火傷と違いさらにその奥までダメージを負っている状態になります。一度よりも皮膚が赤くなり、場合によっては薄皮がはがれたりするほか、水ぶくれなどの症状が出るのもこの二度の症状です。第二度でも重症になると潰瘍になったり、場所によっては皮膚の移植が必要となってきます。

そして最後が第三度と呼ばれる火傷です。ここまでくると皮下組織が完全にやられるために痛みすらありませんただ、この状態はもはや焼け過ぎて完全にその部位が死んでいる状態なので、自然治癒することは無く、早急な皮膚移植が必要となります。

 

さてさて、怖い火傷ですが…小さい子がいる家庭にとってはこの時期に注意したいのがやはり公園でしょう。夏場に常に太陽光にて熱せられている遊具は想像以上に熱くなっています。

なんでもとある方が実験で真夏の公園の遊具の温度を測定した所、滑り台で温度が50度を超えていたそうです。ちなみに強化プラスチック製の滑り台でその温度です。

さらに、夏場の季節は服装が軽装なためにより、そういった閲された部分を地肌で触りやすくなっているために注意が必要です。

更にはアスファルトなんかも60度近くまで温度が達しており、この場合はペットを飼われている方は注意が必要です。犬や猫が外に出て肉球を火傷したと言う話が結構あります。

 

火傷をした際には、まずは流水にて患部を冷やす事を優先してください。早急に患部を冷やせるか冷やせないかで、傷跡の有無が結構変わって来ます。ちなみに服を着た状態で火傷になった場合は着衣を脱がず、とらず、そのまま冷やす事。化学繊維などで作られた衣類では繊維が熱で溶けて衣類が皮膚に付着する場合が多々あります。その状態で無理に服を脱いだ場合、損傷して脆くなっている皮膚まで…想像もしたくないですね。

 

では次に、腕や足ならこれで可能ですが、それ以外の箇所…顔とか耳とか、広範囲で火傷をした場合はどうすればよいのでしょうか?

顔や頭を火傷した場合は近くにシャワーがあるなら水にしたシャワーを手足の時と同じ要領でかけ続けてください。

耳などの場合は冷たいタオルなどで冷やし、広範囲の場合は浴槽があれば水をためて幹部が浸るように浴槽に入る。もしくは、冷えタオルで患部を包んであげてください。

ただし、体温が下がり過ぎないように注意することも必要となります。

 

ちなみに火傷した腕や指に、指輪や腕時計をしている場合は外してあげましょう。火傷の後に患部が腫れる場合があり、そのままにしておくと腫れて指輪や腕時計が取れなくなるだけでなく、そこで締め付けられて血行が悪くなり患部の治りが非常に悪くなります。

 

また、水ぶくれができた際にはそっとしておいてあげましょう。水ぶくれには傷口を保護する作用があり、そのままにしておいた方が治りは良いらしいですね。

火傷は痛くて辛いものです…皆さんも火傷になった際には早急な手当てで傷跡をなるべく残さないようにしましょう!