豆撒きのピーナッツについてのあれこれ

nuts-1736520_1920唐突ですが先日、ちょっと遠くに行ったのですけれども、その際に初めて噂で聞いた「ネコと和解せよ」の看板を見つけてうれしくなった筆者です。

何を言っているか分からないですって?たぶん看板自体は皆さんも一度は眼にしたことがあるとは思いますよ~。その看板が弄られてこんな感じになっているのです。

 

さて今日は、鬼は外、福は内と豆が飛びかう日ですが…皆さんの所では大豆をまきますか?それとも落花生ですか?ちなみに筆者の家では落花生を投げていました。

何でも東北地方では落花生を使う豆まきが昔から多いらしく、何故なんだろう?とおもったら、ちゃんとした理由があるみたいですね。

豆まきの時期の東北は、ちょうど二月で天候が崩れやすい気候と重なりやすくなります。そうすると、必然的に地面の状態も悪くなっている事が多く、雪や泥だらけになった豆を拾うのはちょっと大変…なので、拾いやすく、ある程度、汚れても大丈夫な殻付の落花生を使うと言う風習になったそうです。ナルホドー

 

さて、今回はその落花生から一つ。落花生…もといピーナッツの原産地となったのは南アメリカで、本格的な栽培が開始されたのは19世紀頃。日本に入ってきたのは江戸時代なのですが、栽培が始まったのは明治以降だそうです。日本に来たのはつい最近みたいですね。

 

ピーナッツには豊富で良質なたんぱく質や、カリウムカルシウム等のミネラルも豊富です、その他にもビタミンB1B6ビタミンE葉酸ナイアシンが含まれておりとても栄養に富んでいる食べ物です。

また、茶色い薄皮の部分にはポリフェノールの一種が含まれており美容や生活習慣病の予防などに役立っています。ピーナッツを食べるときは薄皮ごとと言う事ですね。

そんなピーナッツの栄養面から見た健康効果としては、高い抗酸化作用を持つビタミンEを含んでいる為に、老化の原因となる過酸化脂質が身体にできるのを予防し、血管をきれいにして血行を良好にしてくれるために冷え症やシミの予防に良いとされております。

また、保有するビタミンBの中にはレシチンコリンと呼ばれる、脳の記憶力向上に関係する神経伝達物質の材料となる栄養素が含まれております。その為、物忘れや記憶力低下の予防にも良いと言われております。

 

しかし一方では「鼻血が出る」とか「吹き出物が出来る」とか、そんなイメージも強いと思われます。これは、あまり良くないイメージですね。実際にどうなのでしょうか?

これに関して、「ピーナッツ=鼻血」は医学的な根拠はないと言われており、鼻血が出る原因としては外的で物理的な要因が殆どで、高カロリーの物を多く摂取してエネルギー過剰になって鼻血が出ると言う事は無い、との事でした。話自体は筆者も聞いた事はあるのですが…それで出血してたら、鼻血の元となる毛細血管と同じくらい細い血管やそれ以上に細い血管は体中にある訳で、食べ過ぎで血が出るならもっと大変な事になると思うのですよ。しかし、何らかの原因で血管が傷ついている状態であれば出血する事もあるそうです。

 

「ピーナッツ=吹き出物」に関しては、確かにピーナッツ自体に脂質が結構ある為に一見するとありえそうに見えますが…ピーナッツのみであれば原因となる事は低いようです。

ですが、ここで問題なのは加工のされ方で、調理済のピーナッツの場合、その加工の過程で熱を加える時に油などを使用します。ただでさえ油分の多いピーナッツにさらに油分を加えるわけですから、あまり食べすぎると油分の過剰摂取となって肌に悪くなります。

 

意外と健康効果に期待が出来るピーナッツ。しかし、小さい子供に食べさせるのには注意しましょう。理由は誤飲や消化不良の原因となる他に、ピーナッツはアレルギー症状の原因とされる食べ物でもあります。もし、小さい子に食べさせてアレルギー症状が出た場合はかなり重篤な物になる可能性があるので、食べさせるのは遠慮しておいた方が良いでしょう。