あなたの記憶は大丈夫?あなたの常識が変わるかも…?マンデラ効果
最近ある事でショックを受けている筆者…もしかしたら、筆者は 別世界から来てしまったのでは、と訳の分からない事を思い浮かべてしまう程に。
と言う事で、今日は雑学を一つ話ながら皆さんへ質問。
皆さんは次の物を正しく思い浮かべる事が出来ますでしょうか?
・オーストラリアの位置はどこ?
・ピカチュウの尻尾の先の色は?
さて、みなさん思い浮かべられたでしょうか?
まずオーストラリアの位置。はい、日本からぎゅーんと下に行きインドネシアのさらに下の方。ほぼ日本の直下になります。まぁ、おかげさんで時差もあんまりないんですよね。
次にピカチュウ。
ポケモンの最初期の頃からゲームにおり、今ではポケモン=ピカチュウと言われるほどの人気を持っているのは皆さんもご存知かと…さて、そんなピカチュウの尻尾の先の色は当然…黄色であり稲妻のギザギザを模しています。
さて最後、ドイツの車メーカーであるフォルクスワーゲン。エンブレムは〇の中にVとWが上下で入っており、上がVで下がWとなって間は離れております。
…さて皆さん、ここまでで皆さんは全部当てはまっていますでしょうか?
と、いいますのも中にはこの答えを聞いて「んっ?」となる人がいるそうなのです。
「ん?」となった人の答えはおそらく以下の感じかなと…
・オーストラリアは赤道下で日付変更線の近くじゃない?
・ピカチュウの尻尾の先は「黒」じゃないか?
・フォルクスワーゲンのエンブレムは「V」と「W」がくっついてたはず!
こんな感じではないでしょうか?まぁ、思い違いですね…
誰にでも思い違いはあります。しかし、この思い違いには一つ不思議な事があり…「割と多くの人間が」「共通の思い違いをしている」と言う事。
多くの人が思い違いをしていても、答えまで一緒と言う事はそんなにないハズなのに…上記の質問で答えが違う人からは、大体以下で出した答えが出てくると言う。
この効果を「マンデラ効果」「マンデラエフェクト」と言うらしいですね。
元は南アフリカの指導者であった「ネルソン・マンデラ」の名が由来であり、2013年まで存命だったのにもかかわらず、数多くの人が「彼は1980年代に獄中で死亡した」と記憶していたという物。
しかも、追悼式の様子や夫人の演説、暴動などの部分を事実ではないにもかかわらず、多くの人が具体的に共通の詳細を語っていたと言い、その後に他にもこういった事象が見られこの事を総じて「マンデラ効果」と呼ぶようになったという。
筆者はオーストラリアの位置で割とショックを受けていました。
ちなみに他のマンデラ効果でよく出てくる例は…
・世界ヘビー級チャンピオン「モハメド・アリ」は若くして死んだ > 2016年まで存命で74歳で死去
・ケネディ大統領が暗殺された時に乗ってたオープンカーの座席は4つ > 実際は6席
・キットカットのロゴは「Kit-Kat」である > キットカットのロゴの真ん中にはハイフン(-)はない
・スターウォーズのロボットC-3POは全身金色 > 右足の膝下からは銀色
・巨人の星で星飛雄馬が整地用ローラーを引いて走っている > 親父と飛雄馬がランニング、うさぎ跳びのシーンはあるもローラーを引くシーンは無い。
いかがでしょうか?特に「星飛雄馬のローラー」については、多くの人が割と思い違いをしているらしく、OPで引いている+歌詞の「おもい~こんだぁ~ら~」から「飛雄馬が引いているローラーの名前はコンダラ (重い、コンダラ) なのか」と思ってる人が多いらしい。
どうしてこういう事が起こるのか?と言うと、元々曖昧だった記憶の上にネットや他人の間違った情報が上書きされ、知らない間にそれを正しいと広い範囲の人が認識してしまったからなのでは?との事や、他の事件や事象と記憶が混同してしまっているのでは?との事であるが…それでも詳しくは不明であるといい、「複数の人間が間違った共通の記憶を持っている」と言う点は「集合的虚偽記憶」と言う名前で解析が続けれられているという。
いかがでしたでしょうか?
しかし、筆者もオーストラリアの位置の件でそうだったのですが、やっぱり自分がずっと当然・当たり前と思っていたことに突然「違う」という現実を突きつけられるこの感覚は何とも言えない…
ゲームに負けても感情に負けるな!ゲームとのお付き合い
ある日、筆者の元に知り合いよりいつものくだらないLINEが送られてくる…
『ゲームで負けて煽られたしん!絶対許さないしん!今夜はコッチが煽ってやるしん!!』
ちなみに『しん、しん!』言ってますが、別にクロちゃんではないです。
なぜか、勝手に一人でやって負けたゲームの報告を送ってくると言う…
さて、最近のゲームは見ているとオンライン対戦ゲームが多くなってると思う筆者。
以前にもお話したことがありますが、筆者もゲームは結構やる方で対戦物も「以前は」しょっちゅうやっていました。
そうなってくると、色々問題になってくるのが画面の向こう側・こちら側問わずに起こるゲームでのトラブルや迷惑行為。そして、そんな中でも、割と筆者が耳にするのが『ゲームをやってるとイライラする人』。いますよねー
まぁ、最近のゲームの流れを見るとそれもその筈であり、P●BG、C●D、Fort●iteまで携帯端末に参戦しており、知っている身としては、対戦物の中でも 割とギスギスなりやすいゲームをよく一般向けに下ろしてきたなぁと思いつつ、そりゃそうなるわと思ってしまう次第。
この手の対戦ゲームは相手を倒して勝利した時の爽快感がよく、自分がMVPを取った時の快感などが病みつきになりハマる人も多くいます。
しかし、一方で『そうならなかった場合』のメンタルに作用する部分もデカく…最近は誰でもやれる一方で、本来は、勝っても負けても「ゲームの話」として切り分けられる人じゃないと、出来ないゲームなのです。
『ゲームと現実』…この境界線をハッキリ区別しながら出来る人は、実は割と少なく…PCゲームでこの手のゲームをやり慣れている人でも、それが出来ない人の方が多数を占めます。特に、よく言う「キレやすい」「怒りっぽい」人は出来ないタイプです。
そう言った人達が安易に手を出すと、『ゲーム=ストレス発散』のはずが『ゲーム=ストレスが溜まる』となってしまいイライラが積もるばかりになります。
では、現実でもゲームでも発散されきれないストレスはどこに行くのでしょうか?となると、結局生活で影響し始めてくるのでイライラしたり、怒って攻撃的になる訳です。
特に上記で上げたタイトルの物は「FPS」「TPS」と言うゲームの種類になり、自分では気が付かなくともプレイ中は非常に緊張しており、気が張っている状態です。
その為に、ストレスもさながら精神的・肉体的な疲労も実際はものすごいのですから、そりゃぁ負けが続けば物にも当たりたくなります。
大の大人ですらそう言った人達が多いと言うのに、今では学生…それこそ小学生ですらこういったゲームを出来てしまうから心配になります。
特に今年は、コロナによる自粛生活などで家にいる事が多くなり、そう言ったゲームでの付き合いが多くなっている感じで、ゲーム機と向き合っている時間が長くなっている人も多くいます。
筆者がコラムを書く中でも割と言いますが、どんな物も「適度」が大事になります。
食事、睡眠、運動、どれも生活に置けて大切なものですが、それは「適度」に取ればの話になります。「適度」を過ぎて「過剰」になれば健康の上で大事な物や生活に必要な動作であってもそれは毒になります。
これはゲームでも一緒です。適度にやれば「気晴らし・ストレスの発散」など心身共に豊かになれますが、四六時中イラつきながらやっていれば、そりゃ心身共にギスギスになります。
それも自身だけで済めばいいですが、それが家族や友人にまで広がると後々に苦労することが多くなります。家族や友人側でも辞めさせたいけど、中々言いづらいってありませんか?
本当はそんなイライラな状態でやっても冷静を保てる訳がなく、勝てる訳が無いですし…例え勝った所で、まったくうれしく無いんですけどね。(経験者談)
なもんで、早々に切り上げればよいのですけれども、本人としては中々にこのコントロールって難しいんですよね。他人から言われれば腹立つし、かといって白熱すると自分じゃ良く分からんし…
この件に関しては自身が進んで心構えを変えなければ治る事はありません。
騒いでいる自分の姿はどうなのか?暴れている自分はかっこいいのか?そのことに気が付き、自分がどうなりやすいか分かることが出来れば白熱する前…もしくは、そうなりかけた時にゲームを中断できるようになってくるでしょう。
または、そのゲームの事を忘れさせて他の事…単純に別なゲームに目移りさせる事も治療と言うか、癖を治すには良い方法になります。
後は、ゲームで毎夜夜通しイライラしながらゲームをしている人は、一晩で良いのでゲームをせずに早めに風呂に入って、布団に入ってみてください。
ランクが下がる?一晩で下がるランクなら、やっても下がるから気にするな!(経験者談)
恐らく…と言うか、ぜったい次の日の朝の目の覚め方が違うと思います。
自分では疲れてないと思っていても、実際はそんなに差が出程に疲れていると言う事が分かりますから。
夏は「汗」の季節!…なんで汗って臭うのだろう?
暑いこの時期に気になる「汗」。
汗が出なければ出ないで、大変な事なのですが…服や下着がベタベタになるし、匂いも気になって来るしでやっぱり嫌な物ですよね。
身体から汗が出る理由はご存知の通り「体温調整」になります。「体温冷却」として汗をかく動物は意外な事に人間と馬だけだという。
激しい運動によって筋肉が熱を持ち、体温が急上昇するのを大量の汗をかく事によって気化熱により冷却。それによって人も馬も持続した運動を可能にしていると言います。
汗を構成する成分は98%が水分で出来ており、残り約1%にナトリウム、残り約1%にその他のミネラルなどの成分が含まれております。
ストレスや環境、体調によっても出てくる汗の成分に微妙な差が生まれますが、基本的に水分が大多数を占めている所は変わりがありません。
さて、ここで疑問が一つ。
成分の大多数を水分が占めており、他の成分が入っているとはいえ微々たるものです。
アンモニア等の成分が含まれる場合もありますが、その場合は体調が悪かった時などが殆どであり、汗単体で匂いが出る程であれば余程身体に異常がある時だと思われます。
…何が言いたいのかと言いますと、汗をかくと「匂いが気になる」と言いますが、汗自体には臭いは無いという事です。
んじゃぁ、臭いはどこから発せられている物なのか?と、言いますと原因は皮膚上にいる常在細菌となります。
人の皮膚上には各種ブドウ菌やアクネ菌と言った複数種の常在菌が1cm²辺りに10万~100万個ほど存在するほか、皮脂や角質、垢などの老廃物質が蓄積しております。
これ等の蓄積した皮脂、角質、垢などの老廃物質と汗を常在菌が分解することによって臭いを発生させます。
また「脇下」「下半身」「乳首」などの特定部位に存在している 「アポクリン汗腺」は、汗を出す汗腺の一種なのですが、この部位から排出される汗には「水分」「ナトリウム」の他に「タンパク質」も含まれている為に、常在菌の活動を活発化させやすくそれらが増殖しやすい環境にあります。
つまり、汗自体に臭いの原因がある訳では無く、汗の水分を受けて皮膚常在菌が活性化されて皮脂や垢を分解し、増殖して臭いの原因となる訳である。
常在菌を排除できれば問題は解決でありますが…それはまず不可能な事ですし、実現できたとしても大変な事になってしまいます。
なので、それら常在菌の餌となる皮脂や垢、汗などの方を皮膚上から取り除いてあげる事だけが汗の臭いを抑える為の方法になります。
家にいるのならシャワーやお風呂に入る事でそれらを綺麗に洗い流し…外出先なら、汗拭きシートや制汗剤で簡易的に抑え込むのも手でしょう。
…しかし、筆者的にはシャワーやお風呂で洗い流すのは良いのですが、それで身体が温まりせっかくお風呂に入ったのに汗が出てくるので意味がなさそう、と思ってしまう…
これはどうしたらよいのでしょうか…と思ってたら「出る前に少しぬるめのシャワー浴びれば良いんじゃね?」とのお話を頂く筆者。
そう…だよね…(´・ω・`)
お酒を飲むと顔が「赤くなる人」と「ならない人」の違いって何だろう?
大昔の中国を記した全90巻から成り立つ歴史書である 「漢書」。
その内の一つである「食貨志」と言う巻物には、皆さんご存知であり、ある種の人達にとっては一種の「切り札」的な有名な言葉が乗っております。
何かと言うと…【酒は百薬の長】になります。酒飲みなら一度は使った事が有るかと。
【酒は百薬の長】は書いて字のごとく「適度の飲めば、薬なんかより健康にいい!(意訳)」と言う意味。お酒を飲めば飲むほど健康になるという意味ではないのでご注意。
日本でもこの言葉、「徒然草」の一文にて引用されておりますが【百薬の長とはいへど、万の病は酒よりこそ起れ(お酒は身体に良いっていうけど、お酒からくる病気もけっこうあるよね…(意訳))】と、その内容は割と批判気味。
だから、どんな物も適度が大事ですよ。適度が。さて、そんなお酒の話ですが…
お酒を飲むと顔が赤くなる人と赤くならない人がいます。アレはどういった違いによって引き起るのでしょうか??
お酒を飲むと、当然ながら酔っ払う原因であるアルコールが体内に入ります。コレが分解されて体外に出るまでの流れを大雑把に説明しますと…
1)摂取したアルコールが肝臓で【アセトアルデヒド】と呼ばれる物質へと変化する。
3)酢酸が更に水分と二酸化炭素へと分解されてようやく体外へと放出されるのである。
と言った感じである。
アルコールはお酒として飲んでいる訳であるが、言い方を変えれば一種の「向精神薬」でもあります。その為に小腸から吸収されて、血中に流れ込み脳に作用すると酔っぱらって気持ちよくなるのであるが、脳にアルコールが回り続けると、中枢神経の麻痺を引き起こし大惨事になってしまうのである。
なもので、人体では摂取したアルコールを急いで違う物質…「アセトアルデヒド」へと分解し、 過剰に脳へとアルコールが回る事を阻止します。
さて分解生成されたアセトアルデヒドではあるが…この物質、実はとっても毒性が強い物質であり、身近では車の排気ガスや合板の接着剤などにも使われる物質である。
ですので、このアセトアルデヒドを血中に残しておくと「二日酔い」の原因になってしまうのである。ちなみに発ガン性も認められているという。
なので、人体はとりあえず分解したアセトアルデヒドを更に分解し、毒性を消してから体外に出さなければならないのである。
この排出がうまく機能して無かったり、そもそもの量が多すぎて間に合わなかったりすると脳に作用して、その通り二日酔いとなる。
このアセトアルデヒドは二日酔いの原因になる他にも、血管を拡張させて心拍数を向上させる働きがあり、それによって体温が上昇し顔などに赤みが出てくるという。
つまり、顔が赤くなりやすい人はアセトアルデヒドを分解する能力が必然と低い人になる訳である。
なので、次の日に二日酔いになりやすいので程々に飲むようにしましょう。
ちなみに顔が赤くならない人は、その通り血中のアセトアルデヒドの分解代謝が早い人なので顔が赤くならず二日酔いになりにくい訳ですが…飲酒直後の血中アルコール濃度の上昇の仕方は、二日酔いになりやすい人と大差ない為に「いくら飲んでも大丈夫な人」では無い事に注意が必要です。
やっぱり「お酒は適度に飲む事」が大事なようですネ。
『汗かいて!ベソかいて!(水分補給を)GO!』夏の脱水症に注意しよう!
近年の夏は温度が非常に高くなりやすく、今年もその例から漏れなさそうな雰囲気です。
端的に言えば「今年も暑いぞ、コノヤロー」と言う事です。これも温暖化のせいでしょうかねぇ~
夏は楽しい季節である一方で、その気候から「熱中症」や「食中毒」等と言った注意が必要な事も多く、当然ながら、この二大要素は気温や湿度が上がる程に危険度が上昇していきます。
特に今年はコロナの影響によって、各外食チェーン店や居酒屋などではお弁当のサービスも多くなっております。
すぐに食べるのであれば問題ないですが、ご存知の通りお弁当は置いている時間が長くなると痛みやすくなるために少しの油断が食中毒に繋がってしまう事もあります。
熱中症の方も、外出をしないから大丈夫と思っていても、高温多湿であれば家の中でも容易に引き起る為に注意が必要となります。
とくに家の中で過ごす人では油断から水分補給をしない人が多くあり、家の中で隠れ熱中症に陥るパターンが非常に多くなるとのこと。
さて、食中毒も熱中症もどちらも全然違う病気になるのですが…「夏に多い」と言う点以外にも共通している所があり、それが症状の一つ「脱水症」になります。
食中毒の主な症状には、体内から病原菌や毒素を排出する為の「嘔吐」と「下痢」があげられ、体外から水分と一緒に出される訳ですので対処しなければ当然「脱水症」を引き起こします。
一方の熱中症も、体内の水分が体外に放出されて熱が身体にこもり温度が急上昇する症状であります。どちらもが体内の水分が急激に失われる傾向があります。
症状を緩和させるためには出て行った水分を補給する事が当然であるも、ただ単純に水分を補給すればそれが改善される訳ではありません。
むしろ安易な水分補給は逆に症状を悪化させる可能性すらあります。
食中毒から引き起る嘔吐や下痢を原因とする脱水症は、胃液や腸液内にナトリウムを含んでいる為に嘔吐や下痢症状が続くと、急激に体内のナトリウム分が不足し脱水症状が加速するために電解質を含んだ水分の補給が必要となります。
一方の熱中症。脱水症をほっておくと体内の水分が更に奪われていき、最終的には熱中症へと移行していきます。
こちらも汗をかいて喉が渇き始めた頃には既に脱水症が始まっており、体内の水分と共に汗などと一緒にナトリウムも奪われ始めています。
そう、体から出ていく水分は単純に「水分」が失われているだけではなく「ナトリウム」も共に喪失している状態なのです。
その為に、唯の水で補給してしまうと逆に脱水症を悪化させる場合があるのです。
と言いますのも、普通の水の中にはナトリウムが入ってない為に、唯の水を補給すると体内のナトリウム濃度が「ただの水分」で希釈されて低下してしまいます。
その際に、人の身体にはナトリウムの量を一定に保とうとする機能が付いている為に、水分補給にて薄まった身体のナトリウム濃度を元に戻そうと身体から水分を出して、せっかく水分補給をしたのにまた失われてしまう事になります。
なので、食中毒での下痢や嘔吐、熱射病による水分補給には普通の水ではなく、人体の水分に近いナトリウム量を持った「経口補水液」にて水分補給をする必要があるのです。
経口補水液は水分に加えて食塩とブドウ糖を混ぜた物であり、自分で作る事も出来ますが『OS-1』のように販売されているのもあります。
経口補水液を自作で作る場合はその都度作る様にして、作り置く場合でもその日の内に消費するか処分するようにしましょう、
ちなみに経口補水液とスポーツドリンクは異なる物ですので注意するようにしましょう。経口補水液はナトリウム(塩分)が多めで、スポーツドリンクは疲労回復の糖分が多くなっております。
なので、普通の水分補給の代わりに経口補水液をガンガン飲むと体内のナトリウム分が多くなり、必要以上に汗が出る為に逆に脱水症を引き起こしてしまう場合もあります。
傷を守ってくれる頼もしい味方。絆創膏のお話。
小さい頃にはお世話になった方も多いと思われる絆創膏。
カットバンとかバンドエイドとか色んな呼び方をされ、小さな傷をしっかりガードして汚れや化膿から守ってくれる頼もしい衛生用品。
最近では小さい傷は湿潤療法が良いという話もありますが、やはり屋外に遊びに行ったときに活躍するのは絆創膏の方かな?と思われます。
さて、そんな身近な衛生用品である絆創膏ですが…これについて皆さんはどのくらい知っているでしょうか?
【絆創膏?カットバン?バンドエイド?リバテープ?】
絆創膏、カットバン、バンドエイド、リバテープ…さらにはキズバンやサビオ等々…絆創膏に関する呼び方と言うのは非常に多く、各地…のみならず家庭ごとでも大きく異なっています。これらの呼び方ってどっから来たのでしょうかね??
実はこれらの呼び方、「絆創膏」を除いた他全ては商品名になっています。
例えば「カットバン」は佐賀県にある祐徳薬品が出している絆創膏の品名になり…「バンドエイド」はアメリカのジョンソン&ジョンソン株式会社の商品となります。
中にはすでにその商品が廃版になっていても、その商品名=絆創膏として呼ばれている地域もあります。
どのくらい、その地域や家庭で親しまれてきたかが呼び方で分かると言うのは実に興味深いですね。
【絆創膏の使用期限】
案外知られていない「絆創膏の使用期限」。箱の裏側や底の方に掛かれているパターンがちらほら。
製造より3年から4年くらいが使用期限の目安になっているようで、薬効成分が含まれているタイプの絆創膏では効果がなくなり、それ以外の絆創膏では粘着効果が薄くなってはがれやすくなるんだとか。
【絆創膏の交換目安】
いったん絆創膏をキズに使用した物の、毎日交換した方が良い物なのか?それとも、傷が治るまではそのままの方が良いのか?悩んだ経験はないでしょうか。
種類によっては傷が治るまで貼りっぱなしの方が良い物もありますが、普通の絆創膏であればできれば1日ごとに交換してもらった方が良いとの事です。
絆創膏のガーゼの部分に湿気が溜まりやすく、それによって雑菌の繁殖が進み逆に傷の治りを低下させたり炎症を引き起こす事もあるそうです。
お風呂に入った後などに交換すると丁度良いでしょう。
【絆創膏の種類】
絆創膏と言うと普通に思い浮かべるのはペタッとはるタイプの物かと思われますが、この他にも「液体絆創膏」と呼ばれる接着剤みたいなタイプの物や、キズパワーパッドのような「救急絆創膏」と呼ばれる物など色々な種類があります。
変わり種だと 「検知バン」のような鮮やかな青やピンク+複合アルミを使用して金属探知機に引っかかるタイプなどもあります。
【緊急絆創膏を使ってはいけない傷】
貼っているだけで傷が通常より早く綺麗に治ると言う事で、価格は少し高いのですが重宝される緊急絆創膏でありますが…どんな物にでも使える訳ではありません。
逆に「使ってはいけない」場合もあり、化膿や炎症が進んでしまった傷や動物から受けた「ひっかき傷」や「噛み傷」等への使用は傷の悪化を進める可能性が有る為に使わないようにしましょう。
皆さんはどのくらい絆創膏について知っていたでしょうか?
ちなみに絆創膏が出来た背景には、開発者が料理での怪我が絶えない奥さんの為に一人で片手で簡単に傷を治療できる物と言う事で医療用粘着テープにガーゼをくっ付けて複数用意していたモノが起源なのだそうです。
血管の中を走る見えない恐怖「血栓」
唐突ですが、転んだりぶっつけたりして傷がつくと当然ながら出血しますが、時間経過とともに血が固まって傷口が塞がれます。
何で血が止まるかと言うと、血液中には血管の傷を簡易的に塞ぐための血小板や血液凝固因子と言ったものが存在しており、これの働きによって出血が止まって傷が治るのです。
しかし、時に怪我をした訳でもないのに血管内に血の塊が出来て、それによって血管が塞がれてしまい、場合によっては重要な血管を封じて大変な事になってしまう場合があります。
たまにそう言った話を聞きますが、ここで一つの疑問。『なんで、怪我をしている訳でもないのに血管内に血の塊が出来るのでしょうか?』
この血管内に出来てしまう血の塊の事を「血栓」と言い、それによって引き起る様々な障害の事を「血栓症」と呼びます。
血栓症には様々な種類が存在していますが、特に聞き覚えのある物だと 「エコノミークラス症候群」もこの血栓症の種類の中に入ってきます。
本来ならば傷などを塞ぐために血が固まるのですが、エコノミークラス症候群を例に挙げても分かる通り、何でもない血中で血液が固まってしまう場合があるのです。
では、なんでそう言った事が起こるのでしょうか??
これ等「血栓」が引き起る原因には主に三つの種類があります。
一つが生活習慣によって引き起るタイプ。
高脂血症、高血圧などによって血管内に負荷がかかり、内側の壁に傷がついてそれを修復する時に血栓が作られてそれが血流にのって流されていく物になります。
もう一つが体調によって引き起るタイプ。
主に脱水症状を起因とし、血中の水分濃度が下がることによって血液がドロドロになり、濃縮される事で引き起るものになります。
そして最後が、血液が動かないことによって引き起るタイプになります。
手術などの傷口固定による圧迫や長時間同じ姿勢でいる事による部分的な圧迫によって血流の流れが悪くなったりすると発生する物になります。
もし血栓が出来てしまった場合にはどうなるのか?
小さな血栓であればある程度時間が経てば自然消滅しますが、大きい物となるとその限りではありません。
それによって、血栓が体内の大きな血管を塞いでしまうとそれによって血流が止まってしまう為に非常に危険な状態になります。
特に 心臓や脳、肺などの血管を塞いでしまった場合には深刻な症状が現れる事も多くなります。
血栓の怖い所は、血栓が出来たからと言って身体に何らかの症状が現れる訳でもなく重要な血管を塞いで深刻な障害が現れてから初めてその実体に気が付くという所です。
健康な人も当然ながら出来る確率は少なからず存在しており、実際に数分前まで元気だったのに突然倒れるなんて事もあります。
怖い病気ではある物の、主な発生源である生活習慣や血液の滞りは生活の見直しによっていくらでも改善することが出来ます。
特に未だやまぬコロナウイルスの猛威のせいで自宅待機をしていると、中々身体を動かす機会も無く座りっぱなしになり、普段以上に血栓のリスクも多くなります。
特に今からの季節では気温も高くなり、水分不足も多くなってくる頃になる為に血液のドロドロ具合も加速してきます。
1時間に1度立ち上がって軽くストレッチや手足を動かす程度でも簡易的な血栓の予防になるので、座りっぱなしが続くようであれば軽く身体を動かすようにし、小まめに水分を取って血液がドロドロにならないように注意するようにして血栓の対策をするようにして挙げましょう。
また、脂っこい物や甘い物を多くとっていると感じる人は、そういった食生活もなるべく控えるように食生活を見直すようにしましょう。