温めるか、冷やすか…どっちがいいんだろう?痛い時の処置方法

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温めるのか冷やすのか…アイスにハーゲンダッツがあるじゃないですか?あの高い奴

アレを食べる人の中では、ハーゲンはキンキンに冷やすより少し溶かして食べやすくしてからがウマイ!て人と、電子レンジで溶かして食べる猛者…と言うか、それはアイスなん?て人と、キンキンのガチガチに凍らせスプーンもなかなか通らなくした上で、「食べたいなら力尽くで食べて見せよッ!いざ、実食(はじめい)ッ」という三種に分かれるそうです。

また、そばやうどんでも夏なら冷たい方が良いだろ!という人と、いやいや蕎麦、うどんは温かいからうまいんじゃい!って人と別れるかと思います。

 

冷やす温めるか…どう食べた方が美味しいのかは悩み所であります物の、その辺は個人の好き嫌いでよいかと思います。が、好き好みで冷やすか温めるか決めちゃダメな物もあります。それが「炎症」の処置方法です。

「捻挫した時は冷やしなさい!」とか「腰痛には温めるのがえぇんじゃ~」等と言いますが…同じ炎症でもこのように「冷却」する時と「温熱」する二つの方法がありますよね?

あれはどうしてなのでしょうか??

「冷やす方」の目的は、冷やす事によって血管を収縮させて血の流れを悪くする意味があります。血液の流れが悪くなるのはダメなんじゃ…とも思うでしょうが、内部で出血している状態の場合はそれをすることによって内出血を抑えたり、腫れを抑える効果がある他に、冷却する事で痛覚を麻痺させて痛みを和らげる効果があります。

「温める方」の目的はズバリ冷やす方とは真逆の「血行促進」です。さっきの話からしたら血行促進はいけないのでは…と思われるでしょうが、血行促進する事により何らかの理由で凝り固まった筋肉や血管を柔軟にしてあげる事が出来、これによってそこからくるような痛みを取り除くことが出来ます。

 

と、早速ネタバレになってしまいましたが…そう、「冷やす」治療法と「温める」治療法とでは治療する為の症状が違う訳です。

打撲、捻挫、骨折などはその通り内出血や腫れを伴うために温めて血行促進すると余計に腫れや出血、痛みが強くなるので冷やす方法で処置を取り、逆に筋肉のコリや血流が悪くなってじんじん来るような痛みには冷却するとさらに痛くなる訳なので、温める治療法にて処置をしてあげると良いでしょう。

 

捻挫冷やす。腫れが引くまでの2-3日はしっかり冷やす。引いた後は温めてあげる。

打撲冷やす。上に同じく腫れが引くまでしっかり冷やす。引いた後は温めてあげる。

骨折冷やす骨折部位よりも大きめに冷やす。時間は15-20分を目安とす。あくまで応急処置と言う事を忘れるべからず。

肉離れ冷やす。幹部全体を15-20分を目安として冷やす。一旦離した後に再度痛むならば繰り返す。応急処置と言う事を忘れるべからず。

膝の痛み運動中などの突発な場合は冷やす。15-20分くらい冷やして、その後はしばし安静にする。慢性的な痛みの場合は温める。血行不良、筋肉が固まるのが主な原因とす。安静を保ち、じっくり温めるのが良し。入浴をしながら軽めのストレッチで更に改善。

肩の痛み運動時、後の痛みの場合は冷やす。急激な動きによる筋肉の痛みが原因。運動後に痛む前に冷やす事も良し。その場合は筋肉痛の予防となる。運動以外の肩痛いの場合は温めるのが良し。肩を動かさなすぎによる肩の筋肉の硬直からくるものとす。温めて、マッサージする事により改善へと向かう。

腰痛:なった直後、一番痛む時期は冷やすのが良し。ぎっくり腰、事故、運動後の痛み等の種類を問わず直後は冷やす。その後も数日たっても痛むのならば温めるのが良し。

 

このように並べていって気がついた方もいるかと思いますが、「突発的な痛み」から来るものは「冷やして治療」をするのが良くて、「慢性的に痛む」場合は「温めて治療」するのが良いと言うのが分かるかと思います。

実際に傷ついた部位は自然治癒によって治る訳ですが、傷が思ったより深かったりちゃんと治らなかったりすると見た目では分からないですが、内部ではちゃんと治癒できていなかったりします。そう言った理由で、筋肉や血行が悪くなり後々まで痛みが続く事がある訳です。

 

この時期は暖かさが出てきた為に寒さからくる「こわばり」等は少ないとは思いますが、その代わりに不安定な気候から古傷が痛んだりする「気象病」が出てくるかと思いますし、運動も盛んになりケガ等も多くなるかとも思います。

痛みが出てきたら無理せずにしっかりと休むようにしましょう!