あれは本当に効くものなのか?昔の映像でよく見る乾布摩擦

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ちゃぶ台ブラウン管テレビ花柄ポッド…木造作りの家は隙間があって風が入ってきたり、空調となる物は扇風機や石油ストーブくらいな物で、家によっては練炭ストーブのような物もありました…

今と比べればずーっと不便なはずなのに、あの頃はさしても不便さを感じなかった昭和の時代。もう数か月もすれば二世代前の時代になってしまうんですね~

 

さて、古き良き昭和の時代…経済成長と共に、様々な物が生まれ消えていった時代の中にこんな健康法があった事を…

「乾布摩擦健康法」

一度は聞いた事があると思われる健康法で、現代も幅広い層の人たちが実践しています。

乾した布で行うから「乾布摩擦」決して「寒風摩擦」ではない所に注意。

その昔は小学校などで一斉にやった時代もあると言うので驚きです。うへ~

筆者も試しに、この間(12月下旬)やってみました。筆者の家の周囲は何にも無い為に外でやると通りの向こう側からもこちらが確認できてしまう為に、今回は風呂場での実践です。ちょっと早起きして朝のシャワー前に…って、寒ッッ!!

即、暖まりたい所ですがシャワーを出すと乾布の意味がなくなるので、此処はひたすら我慢。

タオルを背に持っていきガッシュガッシュっと…最初はえらく寒かったのですが、何度か繰り返すとあら不思議。だんだん楽しくなってきた!っけども、やっぱり寒い!

と言う事で、即シャワータイム。でも、ガシュガシュやっている際は確かにいくらかは暖かく…と言うか、あの場合は摩擦熱で物理的に暖かかっただけですかね??

 

さて、正しい乾布摩擦と言うのはこれでよかったものかどうなのか?

筆者のように上半身裸で乾いた布を背中に持っていき、ガシュガシュ擦るイメージの強い乾布摩擦。しかし、色々と見てみるとそれだけではないようですね。

 

乾布摩擦の最大の目的は、肌に刺激を与える事によって自律神経の能力を高めるという事です。結果的に肌が強くなり自律神経の活発化が行われるので、免疫力が向上し皮膚の毛細血管にも血流が行き届きやすくなる為に血行改善にも良いんだとか。

さて、肝心の乾布摩擦のやり方ですが…必ずしも上半身を裸で行わなければならない訳ではなく薄着程度であれば問題ないんだとか。

用意するのは当然乾いたタオル。化学繊維を使用している者よりも自然の物を用いてるものを使った方がよい。

やる時は手先や足先から初めて、腕や足、肩や首に至り、背中や胴体に至る「身体の外側から内側に来るように」をイメージして行うのが良いのだとか。

一カ所につき行う回数は10-15回くらいと言う事で、全力でガッシュガッシュ行うのではなく比較的優しい感じで行うのが良いらしいです。

全力でごしごしやると皮膚を傷つけて、傷や炎症の元となってしまいます。

逆に、皮膚に炎症や痒みがある時に行うのも止しましょう。かえって悪化や治癒の遅れの原因となってしまいます。

他にも、やるのに際しあまりに寒い場合は暖房などを付けて行っても問題はありません

しかし、風呂上りなどに行うのはいけません。お風呂上がりの肌は意外と繊細で、皮膚が傷つきやすくなっている為になります。

 

最初の内は血行促進とかリラックス効果があると言われていてもあんまりパッとしないイメージですが、回数と日にちを重ねていく毎に実感が増していくようですね。

朝起床時にちょちょッとやってみるのもいいのかもしれません。