小さいが栄養満点なナッツ達
筆者が最近、見かけると買うようにしているのが「ナッツの詰め合わせ」。
コンビニとかに行くとお酒のつまみコーナーに置いてある奴です。
「ナッツは健康に良い」という話を聞きますが…別にその為ではなく、ただ単に美味しいからハマってるだけという。
さて、今回はそんな健康に良いナッツのお話を見ていきましょう!
まず、どれも一緒そうに見えるナッツですが、じつは「堅果」「核果」「種子」の3つの種類に分けられると言います。
「堅果」は種子の外側を硬い殻で覆われている物で「クリ」とか「マカダミアナッツ」とかがコレに当たります。
「核果」は果実の中に大きな核があって、さらにその中に種子がある物になります。「アーモンド」や 「ココナッツ」がこれですね。
「種子」はそのままの意味で、種の部位を食用とする物がコレに当たります。「カシューナッツ」や「ブラジルナッツ」がこの辺に相当します。
さて、ナッツと言えば「木の実」であると誰もが知っていると思いますが、「健康に良い」と漠然と言われた所でイメージがしづらく、逆に「高脂肪」「高カロリー」と言う二つのマイナスイメージを持つ人もいるかと思います。
実際にナッツ類は非常に脂肪分が多い食べ物であり100g辺りの摂取で、どんな種類のナッツでも500kcalを簡単に超えてしまう程のカロリーを持っています。
そこだけを捉えると、やはり身体にあまりよくなさそうなイメージを持たれますが、ナッツの持つ脂肪分は「不飽和脂肪酸」と呼ばれる身体に蓄積しづらい脂肪分を多く含んでおります。
この不飽和脂肪酸は「一価不飽和脂肪酸」や「多価不飽和脂肪酸」と呼ばれる物に分かれ、前者は血中コレステロールを下げる働きを持ち、後者は動脈硬化や血栓を防ぐ効果、血圧を下げる効果などを持っているそうです。
特に、多価不飽和脂肪酸である「リノール酸」や「リノレン酸」等は、人体で作れない栄養素でもあり、脂肪と名前が付くものの身体に良い働きをしてくれるものがほとんどになります。
その他にも、食物繊維が多く含まれている為にお通じの改善などにもよく、ナッツに含まれている様々な栄養素は「フィトケミカル」「ファイトケミカル」と呼ばれており、まだまだ研究が進められているようですが、様々な効果・効能があるとの事です。
ナッツと言っても複数の種類があるため、その種類によって含まれているフィトケミカルの種類や量も変わるのですが…「抗酸化作用」や「抗アレルギー作用」。「免疫力向上」や「抗炎症作用」など様々な効果を持っているそうです。
さて、このような感じで健康に良いとされるナッツ類ですが、どんなに健康に良く身体に良い物であっても、そればかり摂取すると言うのは体にはよくありません。
身体に良い脂肪酸で脂肪として身体に蓄積しにくいとは言え、食べすぎるとやはり肥満の原因にもなってしまいますし、ナッツ類を加工する際に使用される塩分や油分を摂りすぎる事により肌あれや吹き出物が出来る場合もあります。
そして、先の通り不飽和脂肪酸等の脂質が多く含まれているのがナッツ類の特徴ですが、それが原因となって食べすぎるとおなかを壊す事もあります。
どんなに身体に良い健康に良いという物であっても、食べすぎれば体に毒となります。
ナッツの種類にもよるのですが、色々入ったミックスナッツで大体25g程度が1日の摂取目安とされておりますので、それを基準にして食べるのが良いでしょう。
ナッツに付いてのざっくりとした健康のお話でしたが、今回はもうちょっと続きます。
次回は様々な種類のあるナッツ類を個別ごとに見ていきたいと思います。