「あかぎれ」に「ひび割れ」…この時期に嫌な乾燥と手荒れ

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この時期は寒くて外の仕事は嫌になります。特に水を扱う仕事だと非常につらいですよね~…かくいう筆者も、仕事ではないのですがテーブルヤシが入っている水槽の中を年内中には一度、まるっと掃除したいなと思うのですが…寒いと気力が、だんだんと下がってくる…
あと、去年の掃除の時にレイアウト変更ついでにまるっと掃除をしたら手がピピッと裂けて痛かったのが地味にトラウマ

さて、そういう体験をした方は多いと思いますが、この時期に非常に多くなる「ヒビ」や「あかぎれ。どちらもいったんできると地味に痛くて仕方がありません。

ヒビは 皮膚の表面が乾燥することによって起こる疾患の一つですが…こちらは比較的浅い部位が割れて、かゆみを引き起こすほかに水に濡れることによって痛みを引き起こすこともあります。先の通りヒビは皮膚の乾燥によって引き起こされるものではありますが、起こった部分を放置しておくとさらに水分が減り進み乾燥が悪化する事もあります。

一方のあかぎれは、ひび割れと同じく皮膚の乾燥にて起こる症状でありますが、基本的にはひび割れを放置して置いた結果、さらに乾燥と亀裂が進み深く裂けた状態になります。

こうなると、かなり深い位置まで裂ける為に出血を起こしたり、少しの動作でも痛みを発したりと日常の生活の中に支障をきたす場合もあります。

 

原因は乾燥の他にも「お湯や洗剤の使い過ぎ」によるものも多く、手を保護するためにある皮脂まで必要以上に失ってしまう事により、手の水分の揮発が多くなりより乾燥しやすくなります。また、お湯や洗剤は非常に刺激が強いために、皮脂と言う保護層を失った手にはダメージになりやすく、肌荒れにつながる恐れもあります。

また、四肢の末端は外気温による作用を非常に受けやすく、寒い時期などは指先が冷やされることにより血管が収縮しやすくなり、血流循環が悪くなります。

血流の循環が悪くなるとどうなるか?と言うと、傷などがついた際の治癒速度が遅くなる為にひび割れからあかぎれへとなりやすくなってしまう訳ですね。

 

静電気と一緒で不意打ちをかけてくるあたりがいやらしいと言いますが…このあかぎれやひび割れを何とか予防する方法はない物でしょうか。

 

先の通り、乾燥や手を保護するための皮脂まで一緒に落としてしまう所が原因である為、率直に言ってしまえば手を保護するクリームや軟膏などを使う事により、これらを解消することが出来ます。

クリーム等々が無ければ、水作業などの際には手袋をつけることがベストでしょう。あとは、外出の際も保湿剤や手袋などを使用することによってガッチリガードしてあげることで予防となります。…まぁ、何となく想像できた方もいるとは思いますが…

 

では、ピピッと症状が出てしまってからのケアの仕方はどうすればよいのでしょうか?

ヒビ程度の小さい物であれば先と同じようにさらにそこから裂けることを警戒して軟膏やクリームを塗り、箇所が小さければ絆創膏を…あまり範囲が広くて酷いのであればガーゼや包帯を使ってのケアが一番治癒までが速いでしょう。

軟膏等を塗る場合は、1回だけではなく治るまでの4~5日間はなるべく避けた場所に負荷をかけないようにして、1日に1度程度の割合で塗り治してあげると良いでしょう

オレンジに負けない黄金色の果実、みかん!…て、オレンジとみかんってどう違う?

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寒い冬の時期…炬燵の上に置くものと言えば、日本の心「みかん」

最近は置かない家…というか、炬燵自体が無い家の方が圧倒的に多いと思われるのですが、それでも日本の心は忘れずに置いてあげてください。主にテーブルとかの上に…
間違ってオレンジを置いてしまうと、あれです。愛媛の人に怒られますので。

 

さて、この時期旬を迎えるみかんですが、同じく時期を迎える種があるオレンジ(主にネーブル)。

どちらも柑橘類の果物で、橙色の外皮で小ぶりな丸い形…皮をむけばすぐ食べられる感じで…って、これって一緒の物じゃないの?と思ったりしちゃいます。

実際に、みかんとオレンジってどう違うか説明できる人ってどのくらいいる物なのですかね?…という訳で今日は「みかん」と「オレンジ」の違いのお話です。

 

みかんも様々な種類があるのですが、冬にみかんと言った場合は、大体この時期に出回っている 「温州ミカン」の事を指します。

温州ミカンの温州は中国浙江省の温州からとられて付けられた物であるものの、中国の温州との関連性は殆どないという。温州ミカンの原産地は日本の不知火で有名な不知火海沿岸になるそうです。

一方の日本で流通しているオレンジは大まかに分けて「マンダリン」「スイート」「サワー」の三種類になります。

古くから日本にあったみかんとは異なり、オレンジが日本にやってきたのは明治時代以降の事。ほとんどがアメリカやメキシコ、ブラジルからの輸入品であり日本で生産されている物は少ないという。

外見的にはそっくりな両者であるが、違いとして「皮の剥き易さ」があります。

薄皮であるミカンは簡単に皮が取れるのに対して、オレンジは皮が分厚く実と皮の部分が接着している為に 綺麗に剥く為にはナイフが必要

あと、オレンジは皮に含まれている香りの成分が強い為に皮の部分を香料としても使われております。そのため、みかんと比較すると香りが強めな感じですね。

…と、外見に関しての相違点はこの程度であり、後はせいぜい大きさ位な物。

 

内面的には両者とも「ビタミンC」「クエン酸」「食物繊維」「ヘスペリジン」等の共通している栄養素も多くあります。

それ以外の物になると、オレンジはカリウムやカルシウム、リンを多く含んでおり水溶性の植物繊維も多く含まれていますので、利尿や便秘改善などには良いかもしれません。

また、ビタミンCの量もオレンジの方がみかんよりも多くなっております。

対して、みかんの方は 「β-クリプトキサンチン」や「シネフィリン」と呼ばれる成分を含んでおります。

β-クリプトキサンチンは「みかんの色」の成分であり、βカロテンと一緒でカルテロイドの仲間になっております。

抗酸化作用に優れ、免疫力を高めたり骨粗鬆症の予防にも良いとされており最も特徴的なのが体内での蓄積時間が非常に長く、長期間にわたって効果を表すという点にあります。

シネフィリンは風邪や喘息などの炎症によって気管支が狭くなってしまうのを拡張させる効果があると言われている喉に優しい成分となります。

後は、みかんの方が糖分多めなのもポイントですね。皮をむいてすぐに食べれておいしい。

以上を持ってみかんとオレンジの違いは…

 

【みかん】

・皮が薄く簡単にむける

・糖分が多くすぐ食べれて美味しい

・βクリプトキサンチンがあり、免疫力などを高めてくれる

・シネフィリンがあり、喉に優しい

【オレンジ】

・皮が厚く剥くにはナイフが必要

・皮の部分の香りが強い

カリウムやカルシウム、リンなどのミネラルが多い

・食物繊維が豊富

 

と、このような感じになります。もっとすごく違うのか?と思ったらそうでもなかった…

寒い時期に入れば乾燥からの感染症も多くなってきます。オレンジにしろ、みかんにしろいっぱい食べて風邪に備えるようにしましょう!

どんな事にも例外はつきもの!”症状の出ない”インフルエンザ

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いつもなら10月の半ばからインフルエンザの予防接種があり、少したって予防接種が身体に馴染み始める頃に、インフルエンザ流行の季節がやってくるのですが…何やら今年は例年以上に早く流行が始まってるみたいですね。

 

インフルエンザと言うと「高熱」「ひどい咳」「関節・筋肉痛」「疲労感」が症状で、咳やくしゃみを介して飛沫感染を行い流行する感染症であることは皆さん知っているかと思われます。
日本では様々な薬や予防薬などのおかげで、感染者は出ても大した感じにはならないのですが、世界単位で見てみます年間で300万人近くが感染し、50万人程度が亡くなっているという治療環境が整ってないと致命的な病気だったりします。

 

さてさて、そんな怖いインフルエンザですが、その通り感染すれば様々な症状が出る為に分かりやすいと思われるのですが…何事にも例外と言うのがあります。

時に「症状が出ないインフルエンザ」という厄介なのがあり、今年の年始に流行っていたインフルエンザもその傾向が強く流行拡大の原因に繋がったという話もちらほら。

症状が出ないインフルエンザは、その通り熱が出ても微熱程度である為、身体のだるさや関節・筋肉痛も大して出ず、咳もそれほどでない為に「風邪」と間違われて放置されている事が多くなります。

感染者が風邪だと思っていても、本当はインフルエンザなので感染しやすく、気が付いたら身近な人が大勢感染してしまった!なんて事も結構あります。

 

この症状が出ないインフルエンザになりやすい人は大まかに分けて二つ「インフルエンザの予防接種を受けた人」「高齢者」になります。

「インフルエンザの予防接種を受けた人」は、ワクチンの効果によってインフルエンザ自体にかかりづらくなっていると共に、たとえ感染しても症状が悪化しないように抑えられるようになっています。

なので、たとえインフルエンザに感染したとしてもあまり熱も上がらず、咳も出ずと症状が緩和される傾向があるので自分が感染したことに気が付かない事が多くなります。

ワクチンを打っている人は風邪かな程度でも、実際はインフルエンザだったりすると周囲への感染は起こってしまいます。

しかし、一方で感染者の症状が抑えられている以上は普通のインフルエンザ程の感染力も無い為に、マスクをキッチリとして大人しくしていればそれなりに感染の拡大を防ぐことはできます。

 

一方で「高齢者」の場合は、そもそも年齢的に体力や免疫力が落ちてくると感染症になっても熱が上がりにくい体質になっていきます。

一説によるとインフルエンザを患った高齢者の2割は熱が出ないままだったという話もあります。

ワクチンを打って熱が出ないのは、ワクチンの機能がちゃんと果たされている為なので問題は無いのですが、ワクチンを打っていない高齢者の場合はその限りではありません。

インフルエンザに感染して高熱が出る原因は、身体の免疫機能が働きウイルスを駆除している為に起こる物ですので、それが起こらない事はウイルスによって身体がメタメタにされていると言う事になります。

高齢者の場合の症状が出ないインフルエンザは周囲への感染よりも、気が付かないうちに重症化し 肺炎脳症などを起こし生命の危機へ至る怖さがあります。

 

高齢者の場合は本人申請以外では見分けが難しい上に、ほおっておくとその通り重症化の可能性がるのでいつもと様子がおかしいと思ったら病院に向かう方がよろしいでしょう。本人の為にも、感染拡大を阻止する為にも。

秋の味覚…鮭の持つ抗酸化物質「アスタキサンチン」とは?

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日本は魚食文化の国であり昔から様々な魚を食料として食べてきました。

中でも、昔よりご飯に合う魚という事で、日本人にとって食材として馴染み深い魚なのが鮭。ちょうど今頃取れる秋鮭が、ちょっと脂身は落ちるものの「白子」「筋子」を持っていて旬の時期になりますね。

 

鮭は他の魚と比べて脂が多くある為に、魚由来の脂肪酸であるΩ-3脂肪酸…DHA・DHEが多く含まれている事はよく知られているかと思いますが、その他にもビタミン類をはじめとする多くの栄養素を保有しています。

その中の栄養素でも、今回は鮭が持つ固有栄養素である「アスタキサンチンについて見ていきましょう。

 

さて、ここで一つの問題。【鮭は赤身魚でしょうか?白身魚でしょうか?】

パッと見ると、鮭の身は赤い為に赤身魚に分類される…と、思われがちですが実は「白身魚」に分けられるそうです。

ではなぜ、その身が赤いのか?と言うと、この赤身の部分は鮭の餌となるプランクトンが保有している天然色素が反映されている物で、その天然色素こそが「アスタキサンチン」になるのです。

 

アスタキサンチン「βカロテン」リコピンと同様に、カロテノイドの一種であり鮭の他では「鯛」や「甲殻類」。一般食材では無いのですが 「フラミンゴ」にも含まれており、どれも体内で蓄積して赤い色素として身に沈着します。

しかしながら、甲殻類はその殻の部分に成分を使い、 鯛は体表に使い、フラミンゴでは羽根の部分にアスタキサンチンを使用している為、身の部分に成分を保有する鮭と比べると非常に取りづらい所があります。

 

先の通りリコピンやβカロテンなどと一緒の種類の栄養素になるのですが、アスタキサンチン非常に高い抗酸化作用を保有しており、同じく強力な抗酸化作用を持っているとされるビタミンEの実に約1000倍の効果を持っているとされています。

ビタミンEだって抗酸化能力は高いのに、その1000倍って身体に大丈夫なの?

と、逆に不安になってしまいそうな数値ですが、アスタキサンチンには人体に蓄積できる最大量が決まっており、時間によって消失することも分かっている為、通常の食品に含まれている量であれば問題は無く、過剰摂取においても「ビタミンA」や「ビタミンD」等のような障害も現在はみられて無いとのことです。

 

老化や動脈硬化などを抑制してくれる抗酸化作用の他にも、目の疲労回復や肌の保水維持の補助効果、筋肉疲労の回復などが報告されております。

 

アスタキサンチン脂溶性の成分との事で、油分と一緒に取る事で効率よく身体に取り入れられますので、バターなんかと組み合わせて焼いたりするのがおすすめですね。

鮭のバター焼きとか、キノコと鮭のバター醤油炒めとか、美味しいしオススメ。

…と、書いていたらバター醤油炒めが食べたくなってきました。今日の皆さんのご飯はなんですかぁ?

テキトーに見えてちゃんと意味がある!漢方のお名前由来

f:id:pegasasu-0120:20190925172413j:plain病気も多いし悪いところも多い筆者。

しかしながら、これでも学生時代はかなり体力も筋力あり、俊敏性も高かったくらいで、学生時代は病気など殆どしなかったんですがねぇ~?

ちなみに原因と思われることにすごく心当たりがあり、十中八九「スマホのゲーム」 「PCオンラインゲーム」だと思います。

学生時代は、やらなかったのですが、社会人になり「良いパソコン」を手に入れて始めたのを皮切りに徐々に色々と低下していったと思います。あと、目も悪くなったのもこれが原因。

みんな!…主に若い人達ッ!ゲームばっかりしていると、こういう風になるからなッ!

 

話がずれましたが、そんな筆者はもちろん病院にかかる事が多く、自分の所の薬局で薬は貰う訳ですが…薬っていろんな種類がありますよね?

その中でもちょっと特殊な分野になるのが漢方薬。成分を抽出して作られるほかの薬とは違い、生薬を複数種組み合わせて使われるお薬になります。

中国が由来だからなのか、西洋薬がカタカナの名前なのに漢方はなんやら難しい漢字を並べていたりします。

 

そんな漢方薬ですが、実はその名前の付き方で色々な事が分かるんだとか

 

★名前の後ろに○○湯がつくもの

 有名なところですと「葛根湯」「麻黄湯」など。“湯”の字が指すように煎じた物をお湯に溶かして飲むため湯の名前が付きます。漢方の中では多い種類。

★名前の後ろに○○散がつくもの

  「防風通聖散」とか「五苓散」などがこの種類に入ります。生薬を粉末状にして飲むものにこの名前が付きます。

★名前の後ろに○○丸がつくもの

  「八味地黄丸」 「牛車腎気丸」などがこのタイプになります。丸薬を指す物で、はちみつなどで練り固めて作られるのが正しい在り方。最近では、液剤の場合もある。解せぬ…

★その他

 「茯苓飲」「紫雲膏」「治打撲一方」など。「飲」は顆粒状、「膏」は軟膏など。

 

なるほど、後ろについている物にはこんな意味があるんですね~

さらに、後ろにつく文字のほかに中央部に「加」「去」「合」が付く場合があります。

★〇〇加△△

 この場合は〇という漢方に△という生薬を加えた物という意味になります。

 例として「抑肝散加陳皮半夏」「葛根湯加川芎辛夷」などがあります。

 それぞれ「抑肝散陳皮半夏を加えた物」「葛根湯に 川芎辛夷を加えた物」という意味になります。

★〇〇去△△

 この場合は〇という漢方から△という生薬を抜いたという意味になります。

例として「大柴胡湯去大黄」「乙字湯去大黄」などがあります。

それぞれ「大柴胡湯から大黄を抜いた物」 「乙字湯から大黄を抜いた物」となります。

★〇〇合△△

 この場合は〇という漢方に△という漢方を合わせたという意味になります。生薬ではなく漢方同士の合体という意味に注意。

 例として「茯苓飲合半夏厚朴湯」などがあり、「茯苓飲と半夏厚朴湯を混ぜた物」という意味となります。

 

名前の中にもいろいろな意味が入っているわけですね。

どんな栄養も取り方では毒にも薬にもなる…「たんぱく質」

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どんなに身体に必要な物や栄養素になる物であっても、量が多すぎれば毒になり体を傷つける諸刃の剣となります。何事も度が過ぎると言うのは良くないのです。

取り分け我々の生活の中で、特に多く口にする機会があるであろう特定の栄養素たち…最近は、摂取量が多くなる事を危惧して制限を呼びかける声も多くありますが、その多くの栄養素についてどのくらいの認識を皆さんは持っているでしょうか?と言う訳で今回はその中の一つ、三大栄養素が一つたんぱく質についてのお話です。

 

【たんぱく質】

 

三大栄養素と言うようにタンパク質は人体を構成する栄養素の中でも特に大切な物になります。

一日の基本摂取量として必要なたんぱく質の量は、WHOFAOからの報告によると「1日の必須エネルギー量の10-15%」と言う事で、成人の必須エネルギー量を男性2660kcal、女性1995kcalとした場合にはこのような感じになります。

・男性2660kcal×0.15÷4kcal(1g辺りのcal量)=100g

・女性1995kcal×0.15÷4kcal(1g辺りのcal量)=75g

100gと聞くと少なく感じる量ですが、肉類の中でも比較的タンパク質が多い生ハム(100g)で摂取タンパク質24.0gだったり…丸干イワシ(100g)、いくら(100g)で約32gと意外と少ないという。ステーキ(200g)だと以外にもさらに少なく約28gになる。

とは言え、地球上の生物を構成する物質はタンパク質がメインである為に、動植物関係なく人が口にする物の殆どにたんぱく質が含まれています。なので気が付くと意外と摂取しているなんて事もあり得ます。

 

さて、タンパク質には二種類が存在しており、それが「動物性たんぱく質「植物性たんぱく質になります。

「動物性たんぱく質」は豆類を除く動物の肉・乳・卵から摂取できるタンパク質で、特徴としては人の身体に必要なアミノ酸がバランスよく、満遍なくそろっている事になります。

このタンパク質から摂取できるアミノ酸の数々は「必須アミノ酸」と呼ばれる人体に必要不可欠な栄養素になります。

「植物性たんぱく質」は豆類・堅実類などに多く含まれているタンパク質の事で、動物性のタンパク質を取ろうと思うと必然的に脂質も取る事になるのですが、植物性たんぱく質は動物性の脂質は当然無く、脂肪分が含まれるとしてもΩ3脂肪酸のような身体に良い脂肪になります。

しかし、タンパク質で見れば動物性よりも少ない物が多く、それなりに摂取しようと思った場合はかなりの量を取らなければなりません。

 

必須アミノ酸を摂取する為にもタンパク質は必要なのですが、量を摂取しすぎると非常に腎臓への負担が大きくなります。

タンパク質が分解されると、アミノ酸と一緒に窒素化合物が発生し尿素となって外に出ていきます。その尿素を血中より分ける作業を担うのが腎臓になる為、タンパク質を過剰摂取することによって腎臓を疲弊させることがあります。プロテインなどを飲む人は注意しましょう。

逆にタンパク質不足になった場合、当然ながらタンパク質で構成されている筋肉量が減少する為にそれに伴い代謝能力も低下。そうすると、免疫能力も下がる為に病気になりがちになってしまいます。

 

どんなものも取りすぎもダメですが、足りなさすぎもダメなものです。

その辺のバランスを考えながらしかと食事をするようにしましょう。

使うと楽になるのは知ってる…けど…どうしても躊躇っちゃう「痛み止め」

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筆者の筋肉が痛みを訴える…!ぎゃぁー!

と、いつもながら唐突ですが…なんでかはよく分かりませんが、寝ている間にぶつけたか何かしたらしく…左足ふくらはぎの部分と、左腕の部分にでっかい黒血が出来ていて触ると痛い筆者です。

ちなみに黒血って言うのは、筆者がいる辺りではぶつけてできた内出血の事を指します。

黒血がよるって言いません?言わない?

さて、痛いのは老若男女問わず嫌なのは当然で、誰もが一度は「痛みを感じない身体が欲しい」なんて思った事は有ると思います?あれ、無い?おっかしぃなぁ~

って、言ってるそばから今度はコラム作成中に舌を噛んだ筆者。最近、ガムを噛んでると毎回のように左側を噛む…痛ぇ…

 

痛みなんぞ、ない方が毎日の暮らしが楽しくなりそうなものですが…実際は無ければ大変な事になるといいます。

痛みを感じない「無痛症」と言うのが有るのですが…痛覚が無い為に、自分の身に起きている危険が全く分からず、重大な病気や怪我の発見が遅れて手遅れになる事がよくあるそうです。

しかしながら、痛いのは非常につらいという所…そこで登場するのが様々な痛みを抑えてくれる「痛み止め」になります。

痛み止めを飲めば楽になる…のですが、痛み止めを使うとなるといろいろ気になる事も…

 

それの典型的な例が、よく言われる「痛み止めを使い続けると耐性が出来る」と言うものです。聞いた事がある人も多いかと思われます。

結論から言いますと、「鎮痛剤を飲みすぎると耐性ができる」と言う事はまず無いと言って良いでしょう。

ただし、鎮痛剤にはちゃんと用法・用量がある為に、 それを上回る量の薬…例えば1ヵ月の間で10日以上鎮痛薬を使用し続けている等になると、身体が痛みに対して非常に敏感になったり、そもそも飲んでいないと不安になるなどの影響がある為、逆に症状を悪化させる場合もあります。

 

また「鎮痛剤はギリギリまで使わない方がよい」と言ったお話も聞きますが、痛みがピークに達している状態で鎮痛剤を使っても効果を得られない場合があるそうなので、なるべく痛み始めたな~と思ったら使うのが良いでしょう。

逆に痛みを我慢しすぎると身体にそれだけストレスがかかる訳ですので、体力や免疫力の低下が引きおこり、原因病状の悪化や痛みの悪化が懸念されます。

 

他にも鎮痛剤と言うからには、「どんな痛みにも効果が在るのか?」と言うと、そうではありません。

基本的に市販されている痛み止めは、痛みに関する物質の精製・働きを阻害して怪我や炎症などから発せられる痛みを止める効果を持っています。しかし、胃や腸などのお腹の痛みなどのような内臓が発する痛みは発痛物質が関与している訳では無いので、これらの痛みを解消する効果はありません。

 

日本人は割と痛みに対して「我慢する」という風潮が強くあり、実際に最も身近な「痛み」である「頭痛」や「生理痛」などを例にして調査すると8割の人が痛みに対して「我慢する」と回答している。

先の通り、日本人は痛みを我慢することに美徳を持っている節があるものの医学的な面から見れば続く痛みを我慢することにメリットなど一切ないのです。

しかしながら、続く痛みと言うのは何らかの原因があって起こる物ですので、あんまり痛みが長引くときは痛み止めに頼りっきりではなく一度病院で診てもらうようにしましょう!