テキトーに見えてちゃんと意味がある!漢方のお名前由来
病気も多いし悪いところも多い筆者。
しかしながら、これでも学生時代はかなり体力も筋力あり、俊敏性も高かったくらいで、学生時代は病気など殆どしなかったんですがねぇ~?
ちなみに原因と思われることにすごく心当たりがあり、十中八九「スマホのゲーム」と 「PCオンラインゲーム」だと思います。
学生時代は、やらなかったのですが、社会人になり「良いパソコン」を手に入れて始めたのを皮切りに徐々に色々と低下していったと思います。あと、目も悪くなったのもこれが原因。
みんな!…主に若い人達ッ!ゲームばっかりしていると、こういう風になるからなッ!
話がずれましたが、そんな筆者はもちろん病院にかかる事が多く、自分の所の薬局で薬は貰う訳ですが…薬っていろんな種類がありますよね?
その中でもちょっと特殊な分野になるのが「漢方薬」。成分を抽出して作られるほかの薬とは違い、生薬を複数種組み合わせて使われるお薬になります。
中国が由来だからなのか、西洋薬がカタカナの名前なのに漢方はなんやら難しい漢字を並べていたりします。
そんな漢方薬ですが、実はその名前の付き方で色々な事が分かるんだとか。
★名前の後ろに○○湯がつくもの
有名なところですと「葛根湯」や「麻黄湯」など。“湯”の字が指すように煎じた物をお湯に溶かして飲むため湯の名前が付きます。漢方の中では多い種類。
★名前の後ろに○○散がつくもの
「防風通聖散」とか「五苓散」などがこの種類に入ります。生薬を粉末状にして飲むものにこの名前が付きます。
★名前の後ろに○○丸がつくもの
「八味地黄丸」、 「牛車腎気丸」などがこのタイプになります。丸薬を指す物で、はちみつなどで練り固めて作られるのが正しい在り方。最近では、液剤の場合もある。解せぬ…
★その他
「茯苓飲」「紫雲膏」「治打撲一方」など。「飲」は顆粒状、「膏」は軟膏など。
なるほど、後ろについている物にはこんな意味があるんですね~
さらに、後ろにつく文字のほかに中央部に「加」や「去」、「合」が付く場合があります。
★〇〇加△△
この場合は〇という漢方に△という生薬を加えた物という意味になります。
例として「抑肝散加陳皮半夏」「葛根湯加川芎辛夷」などがあります。
それぞれ「抑肝散に陳皮と半夏を加えた物」「葛根湯に 川芎と辛夷を加えた物」という意味になります。
★〇〇去△△
この場合は〇という漢方から△という生薬を抜いたという意味になります。
例として「大柴胡湯去大黄」「乙字湯去大黄」などがあります。
それぞれ「大柴胡湯から大黄を抜いた物」 「乙字湯から大黄を抜いた物」となります。
★〇〇合△△
この場合は〇という漢方に△という漢方を合わせたという意味になります。生薬ではなく漢方同士の合体という意味に注意。
例として「茯苓飲合半夏厚朴湯」などがあり、「茯苓飲と半夏厚朴湯を混ぜた物」という意味となります。
名前の中にもいろいろな意味が入っているわけですね。