便利なスマホ!しかし、便利すぎて脳が衰えるかも?最近聞くデジタル認知症!

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AndroidiPhoneiPad…どれも便利な機械ですよね。

単なる機械であるにもかかわらず、体の一部と言ってもよい位に肌身離さず持ち歩く毎日で、逆に無いと不安になる人も多いかと。

最早、人間が機械を操っているのではなく、機械に人間が操られている感もする…と言いつつも、筆者もそんな操られている世代の一人なのです。

さてさて、コチラが知りたいことを何でも教えてくれる便利アイテムな訳ですが、漫画や映画でもよくある様に便利にかまけて機械や道具に頼り過ぎると良くないことが起こる訳で…それは、決してフィクションの世界だけの話ではありません。

自分が知りたい情報をすぐに調べられ、覚えておくことも簡単にメモにでき、大事な事も写真で撮っておける。SNSを使えば他人と交流が取れるし、お金のお支払から、運動量の計算まで自分の欲しい物、やってほしい事が次々に出てくるのですが、この【何でもできる】と言う事があまりよくないのです。

 

唐突に、脳の機能には色々と種類がある訳ですが…その中の能力に「記憶」や「計算」があります。これらの能力は使えば使う程に能力を高め、使わなければ下がる一方になります。

まぁ、筋肉と一緒ですよね。使わない物はいらないと言う事で排除されると言う事です。

…と、ここで一つ。先のデジタル機器の便利機能ですが「調べ物をすぐに探せる」「覚える事をメモにしとける」「お金の支払いもできる」「計算もできる」…これらの機能って脳の行う機能である「記憶」や「計算」と被っていると思いませんか?

 

様々な事を一手に引き受けて色々やってくれるデジタル機器。そちらの機能を便利がってついつい使ってしまう一方で、本来持っている頭の力を使わなくなる為に本来持っている「記憶」「計算」能力の方が徐々に衰えていくのです。

この状況が繰り返される事で引き起るのが、近年よく耳にする【デジタル認知症と言う物になります。

 

【デジタル認知症】とは、デジタル機器に脳機能の一部が依存する事によって本来の脳機能が低下し、記憶能力や計算能力、集中力などに悪影響を与える症状である。

端的に言えば『頭を使わなさ過ぎて、頭が回らない状態』と言える。

またそれと同時に、常に画面の1点を見続けて操作する事から眼疲労を発し、様々な情報を常に脳に入れられる事から脳疲労が起こる事で集中力の欠損や記憶力の低下が起こるとされている。端的に言えば『脳が疲れて頭が回らない』と言った感じでしょう。

 

症状は認知症と名前がある通り「物や者の名前が出てこない」「物事への段取りが悪くなる」「集中力が無くなり、物事への興味が薄れる」「字(主に漢字)が出てこない」「物覚えが非常に悪くなる」、など、本物の認知症に近い症状が多いと言う。

そして、スマホiPhone等のデジタル機器と触れている時間に比例して症例数が多くなる特徴から老人よりも若者での発症例が多くなっているのである。

場合によっては、それを皮切りに本当の認知症(若年性認知症)に発展する可能性もある為、注意が必要なのである。ひぇ~

 

さて、怖い話はこのくらいにして…んでは、このデジタル認知症は本物の認知症と同じく治らないのか?と言うとそう言うわけでは無く…本物の認知症のように、脳に変質が起こって至る物ではない為にちゃんとすれば治ると言う。

その治療法もズバリ『デジタル機器を絶つ』と言うシンプルな物。

しかしながら、ズバッと一切使わないと言うのはかなり無理がある話で…取り合えず、普段使う時間を短くする、寝る1時間前には一切触らない等の自分のルールをつけてそれを守れるようにする所から始めましょう。

結局の所は、使い過ぎによる『依存』と『疲労』が原因である為にそれを解決すれば症状は軽くなる訳ですので。

 

ちなみに筆者も実践中ですが、『家に帰ってから携帯はあんまり使わない』+『9時過ぎてのオンラインゲーム(ネット)をしないで』幾らか体調がよくなったような?