土用の丑の日には『う』のつく物を食べよう!「うなぎ」だけじゃない、夏の「う」のつく食べ物
今からずっと昔の事…物凄くざっくりした感じにはなるのですが、『季節の変わり目(土用)には「う」の付く食べ物を食べると元気になれる』と言う言い伝えがありました。
その為、そのお話に便乗して「土用の日には『う』のつくウナギを食べよう」と鰻屋が宣伝し始めた事から『土用=ウナギを食べる』が定着したとかなんとか。
確かに「う」の付く食べ物で、スタミナ回復や疲労回復に良いとされているので、間違ってないのですが…その裏から見え隠れする商業戦略的な何か。
さて、土用のウナギについてや夏バテ解消にウナギが良いと言うのは皆さんもよく知っていると思われますが、その話の発端となった『土用には「う」の付く食べ物を食べて元気になる』という物。
『土用=うなぎ』になっていますが、実際は「う」が付く食べ物であれば身体に精が付いてよいと言う事になります。
「う」の付く食べ物食べると元気に…(。´・ω・)?
と、中身を聞いても頭に「?」が付きそうですが…実際に見てみると言い伝えと言え、意外と理にかなっている物が多いと言う。
壱の『う』:梅干し
栄養価が高く、日本の食卓に欠かせない梅干し。
梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復として欠かせず、熱さから出る汗と共に失われがちなミネラル分も梅干しにはいっぱい入っている事が嬉しい所。
また、塩分も含まれている為に熱中症対策にも良く、強い抗菌作用や夏に引き起りやすい食中毒対策としても有効と、この時期にありがたい食材。
弐の『う』:うどん
暑くて食欲が無い時でも大活躍。冷やしてさっぱり食べられるのがうどんの良い所。『う』に引っ掛けて「うどん」を持ってきたが、基本的には冷や麦、素麺も同じである。
食欲が無くともサラッと食べることが出来、これと組み合わせる薬味によって夏バテ回復や疲労回復を狙える優れもの。
参の『う』:瓜(きゅうり)
夏に旬を迎える野菜の一つ。世界一栄養素が無い(ほぼ水分)野菜として有名であるが、東洋医学では「身体を冷やす食べ物」に分類される。
身体の余分な熱を取り除き、利尿作用で身体に多くなりすぎた余分な水分と共を排出させて過剰になった体内の水分調整を行ってくれる。
肆の『う』:瓜(スイカ)
夏の定番果物と言えばスイカ。
キュウリと同じ瓜の仲間であるスイカには水分が多く、熱中症を予防するのに非常に高価が良い事に加え、含まれているカリウムが体内の水分量を調整してくれるために、食べすぎてしまった場合でもちゃんとおしっことして余分な水分が出ていく為に身体を冷やしにくいのである。
伍の『う』:牛肉
夏バテしやすい人は身体に疲れがたまっている人に多いと言う。人が疲れる理由の中には人の身体を構成するタンパク質や脂質の摂取が不足していると言う場合もある為、良質なたんぱく質を多く含む牛肉が夏の疲れの予防には良いのだとか。
こんな感じでウナギ以外でも夏に良い『う』の付く食べ物は結構あり、それぞれに嬉しい効果が付いていると言う。
土用はうの付くウナギ…だけではなく、他の「う」の付く食べ物たちの事も思い出してあげてください。