こんな時どうすればいいの?子供の目のケガ応急処置

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何かとケガが多い子供の頃。

色々な物に触れて学び、経験を通して知識としていくのが子供の仕事です。

その過程で多少のケガをする場合もあるのですが、ちっちゃな「擦り傷」とか「切り傷」程度であればまだしも、ふとした拍子に大きなケガなどを引き起こす場合もあるから目が離せない。

 

でもって子供の事故で特に多く…そして後遺症として残りやすいのが、「目」のケガ

遊びの中で、喧嘩の中で、スポーツの中で、不意に目を弄った拍子に等々…大人と比べるとやっぱり段違いに多く、特にスポーツ最中のケガが多いようです。

他にもお手伝いなどをしている最中に…例えば洗い物などの洗剤が目に入ったとか、掃除中に薬剤が付着した手で目をいじったとかそういった感じで目に薬が付着することが多いと言います。

さて、目のケガはその通り幾つか種類があるのですが、どれに対してどういった応急処置が適切なのでしょーか?

 

★目に洗剤・薬剤が入った場合★

先の通り洗剤などの薬剤は家庭の至る所にある物で、子供にお手伝いなどをさせた時にも触れる機会が多くなります。

パッと出てくる処だと風呂掃除とか食器洗いとか…と、すればこういった洗剤・薬剤が目に入った場合はどうすべきか?病院に連れて行くのが先か、処置が先か…

 

はい、当然『処置が先』になります。悩んでいる間にも目に入った薬剤は眼球を痛めていますので、これを『洗い流す』のが優先事項となります

水道、シャワー、水筒など何でもよいので、なるべく流水を使い目を洗い流してください。

この際にシャワーや水道などは弱めの水流で目を洗う事。強すぎると水圧で更に目を傷める原因になります。

このような流水での目の洗浄は10分前後続けて徹底的に薬剤を洗い流す所が肝になります。

また、洗剤にも「酸性」「アルカリ性」と種類があり、ぱっと聞くと「酸性」の方が危険な気もしますが、実際はアルカリ性の方が遥かに危険になります。

なので、種類がこっちであった場合は尚の事、徹底した洗浄を心がけましょう。

 

★目に物が入った場合★

土や砂、木片にプラスチック片、金属粉などなど…こんなに小さく細かな物であっても目に入ればそのダメージは酷く大きい物となってしまう。

目に入った異物は問題が無ければいずれ涙によって目から流れ出るのでありますが、それがうまくいかないと瞼の裏側などに入ってなかなか取れなくなってしまいます。

そうすると、どうしても取ろうと無理にいじると更に奥の方へと入っていく為に注意が必要です。

コチラも処置としては薬剤が入ったときと同じく流水で4-5分位洗い流して病院に行くことが大切です。

特に入った物が鉄粉」や「錆」であれば、大至急で処置をしないと、えらい目に合いますのでこちらの場合は急いで目を洗浄して病院に向かいましょう。(錆や鉄が触れている部分に物質が浸食して茶色い輪が作られる為)

 

★目から出血した★

物が刺さった、切れたなどして目からの出血がある場合にはどうしたらよいのでしょうか?

どの程度出血しているのかにもよりますが、まずは目の周囲の汚れを落とした後に目をぎゅっと押さえつけない程度に綺麗な布で押さえて、無理に目を開かずに病院に連絡してください。眼球のどこを怪我したのか、目玉を直接なのか?瞼だけなのか?切ったのか?刺したのか?とそれによって応急処置も何も変わってきますので、病院に連絡して説明を行い応急処置の仕方を仰ぐなり病院に直行するなりを行いましょう!

 

かく言う筆者も成人になってから、左目に鉄粉が入り滅茶苦茶痛い思いをした事があります。

比較的子供が多いと言う話ですが、大人もふとした拍子に…なんて事もあるので注意が必要ですよ~