爪から見える自分の健康状態

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最近、指の爪の端っこがピッと割れ出血を起こしてしまった筆者。

痛みはさほど出ないのですが、中途半端にピッと残った爪が気になって仕方がない

さて指の先についている爪。動物とかだと武器になったり、木を昇るのに使ったりと色々活躍するのですが、人間だとコレは一体どういう役割を持っているのでしょうか?

人間と同じく サルなどの霊長類が丸く平たい爪を持っているのですが、そのおかげでサルも人も物をつまむと言う動作が出来るようになっています。また、指で物を扱う上で指先を保護する役割も爪はもっていたりします。
そして、意外な所で爪は本人の健康状態を教えるバロメーターにもなるとの事。

 

爪の下には無数の毛細血管が走っており、健康な状態だと薄いピンク色をして表面も滑らかな感じなのですが、例えば身体が貧血気味であれば血流が減少するので爪の色は白っぽくなり、逆に赤みが強い場合には高血圧や血液中の赤血球が多くなる多血症の可能性があったりとこんな感じで見分けられるのだとか。

その為、体熱と爪の状態だけでもある程度の健康状態を見ることが出来ると言う。という訳で今回は、そんな爪で分かる健康状態のお話。

 

『爪色で見てみる健康』

:血行不良となり指先の血流が少なくなっている状態で起こりやすい。貧血や冷え性、または肝臓や腎臓が弱っている人に多い爪の色である。

:爪全体が赤い場合は血液が濃い状態。高血圧や多血症など赤血球が多い状態なので、血がドロドロになっている可能性も。

:酸素を多く含んだ血液が巡る爪の色は綺麗なピンク色ですが、酸素不足の血液だと濁った紫色になります。爪の色が紫っぽい時は、血液に上手く酸素が行き渡っていない状態で末梢循環障害の可能性も。

:原因が割と多い為にコレと断定するのが難しい。タバコを吸っている人だとヤニが付着しての場合もあるし、服薬している人では薬の可能性もある。最も注意しなければならない物だと、肌が黄色くなる黄疸と同じく肝臓や胆嚢の障害で黄色くなる事も。

:爪の外周から深い緑色になって行く。原因は緑膿菌と呼ばれる細菌が爪に感染する事で引き起り、他の爪の病気と共に感染する事がある。また付け爪等をしている人にも多い感染症でもある。

 

『爪の形で見る健康』

★縦線:爪の表面に縦筋のような物、これを爪甲縦条と言う。これが出てくるのは、簡単に言えば『年を取ったから』であり、誰でも出てくる物で特別心配は無いそうです。

★横線:普通、爪の筋は横には出てきません。コレの原因は、爪の根元の方で何らかの障害があり、成長に異常があった場合になります。指一本であれば、まだ外部衝撃による物かもしれませんが、全部に出ている場合には何らかの疾患や異常への注意が必要。

★白い点稀にぽつんと爪に白い点がある。これは爪が生える際に空気を含んでしまったためにその部分だけ白くなった物で、特別異常がある訳ではないので大丈夫である。

★二枚爪:割れた爪が二枚になっている状態。爪は元々三層になっており、それが乾燥状態になる事ではがれやすくなり二枚爪になる場合や、鉄分不足などの栄養不足から起る場合もある。

★表面が凸凹:爪の正面がデコボコになったり割れたりする場合は乾燥や水仕事による薬剤の影響が考えられ、その他だと細菌感染が考えられたりもする。また、深爪や爪母が傷つき治る過程で発生する事もある。

 

このような感じで、色や形からある程度の健康状態を見て取る事が出来るのである。
ココに書いた物はあくまでざくっと分かる程度の物であるが、専門の人が見ると更に色々と分かったりすると言うのだ。

筆者は爪が白いのと、縦筋が目立つ感じであり血行不良は当たっている…みなさんはどんな感じでしたでしょうか?