ミネラルとは…?こっちも多いぞ!ミネラルの種類!

702061cfc0a785e9085ad368704dec1b_s さて、前回にビタミンの話をさせていただき、ざっくりとビタミンがどういうものかと言う事がわかったかと思われますが…今回はそれと対になる栄養素「ミネラル」についてみていきましょう。

まずはおさらいで…ビタミンは五大栄養素のうち「タンパク質」「炭水化物」「脂肪」以外でなおかつ「有機化合物」である必須栄養素の事を指すという事でした。そして、有機化合物でない…無機物の栄養素の事をミネラルと言います。

 

前のビタミンのお話では出さなかったのですが、ミネラルには「五大栄養素のうちタンパク質と脂肪と炭水化物以外」、「有機物ではない必須栄養素」と言う物のほかに、もう一個ルールが備え付けてあり、「無機物ではあるが酸素、窒素、炭素、水素以外の必須元素」と言うこの四種以外であることが必要であるのです。

 

無機物であっても前記のこの四種はミネラルには含まれません。

なぜならこれらは確かに必須ではありますが、どれもがあらゆる場所に存在するため、自然と体に摂取されてしまうために意識して取ると言う五大栄養素の中からは切り離されます。

 

人にとって必須となるミネラルは計13種類あり、一部のビタミンは体内で生成される物の、無機物から取り入れられるミネラルは外部からの摂取以外で取得することが出来ないため、頑張って食事から摂取するしかありません。

 

亜鉛:牡蠣、ニシン、レバーや卵に含まれている。亜鉛は生物にとってとても重要な栄養素となり、生殖機能や細胞の増殖、免疫・酵素機能の維持など多彩な役割を果たします。

カリウム:大豆、ホウレン草、ニンニクに含まれる。血圧の調整や細胞の正常化を図ります。

カルシウム:牛乳やチーズのような乳製品に多く含まれます。骨や歯の形成、神経伝達物質に影響します。

クロム:青のりやヒジキ、アサリやシジミ等含まれている。代謝機能の維持や高血圧・動脈硬化などの生活習慣病の予防をします。

セレン:レバーやカツオ、サバに含まれている。免疫系を保ち、体の酸化を防ぎます。

:レバー、赤身の肉、マグロなどに含まれています。体内系の様々な代謝機能にかかわり、血中で酸素を運ぶのも鉄分の役割です。

:シャコや牡蠣、タコなどに含まれています。鉄と同じように血液に関わり、様々な体の代謝機能に影響をします。

ナトリウム:要は食塩。不足…よりも過剰摂取が現代では危険視されています。ナトリウムは神経機能や筋機能の維持、細胞浸透圧の調整などをコントロールしています。

マグネシウム:貝類や豆類に多く含まれる。身体の様々な代謝機能を補助し、神経系の興奮を抑え、抗ストレスとして作用を果たします。

マンガン:パイナップルや大豆製品、シジミに含まれます。骨や皮膚を作るのにかかわり、インスリンの合成に必要となります。

モリブデン:米や蕎麦、豆類に含まれています。血中の尿酸の量をコントロールします。

ヨウ素:ヨードとも言われます。昆布、ワカメ、ヒジキなどの海藻に多く、体の成長や代謝に関わる甲状腺ホルモンの働きに作用します。

リン:様々な食物に入っていますが、特に魚系に多く含有しています。カルシウムと同じく骨や歯の形成に必要で、細胞を構成するのに必要となります。

 

この他にも実際は「塩素」「硫黄」「コバルト」の三種類があるのですが、これらは意識せずとも大体が自然と取れているミネラルとなります。

 

どれもがどれも健康体を維持するために必要な栄養素となります。 取らなすぎもいけませんが、取りすぎもまた毒となります。 その辺の調節をうまくしながらちゃんとした生活を心がけましょう。