目がしょぼとぼりん…カサカサなのかネチョネチョなのかはその人次第!目ヤニ
筆者の近所には昔、小さい公園が存在しており、そこには中ぐらいのひねくれた 松の木が生えていました。
どうひねくれているのかと言いますと、地面から30-40cmくらいは真っすぐなのですが、そこから突然45度の角度で横に伸び始めており高さ的には4mくらいです。
その角度と、そこそこ太い幹から木登りがしやすく小さいころには何回か登って怒られたのは懐かしい思い出です。
松の木に登るのは楽しかったのですが、不用意に松に触れるとベタベタなのがつくのが難点なのも覚えてます。ようは松脂(まつやに)ですね松脂(まつやに)。
水で洗っても取れず、においも残ると非常に厄介ですよね~。
ちなみに、松脂はその通り水ではびくともしませんがアルコールに弱いとの事で、もし触ってしまった場合は消毒用アルコールなどを使うと取れやすくなるでしょう。
さてさて、その松脂にちなんでなのか何なのか…人の体から出る物でも、「目ヤニ」とか「耳ヤニ」とか呼ばれるものもありますよね。
特に朝起きて目元についているのが目ヤニ。なんで起きている時は出てないのに、寝て起きるとついているんですかね~?
目ヤニをちゃんとした医学用語でいうと「眼脂/がんし」と呼び、結膜や角膜上皮から分泌された粘液に涙や血液細胞、その他の老廃物やゴミなどが色々と混ざって出来た物です。
健康な状態でも普通に出ますが、その場合は乾燥しやすい粘度の低い物です、何らかの感染症や炎症が目に起こっていると粘度が高くなるらしいです。
この眼脂、実は起きている時も作られているのですが…普段は涙や瞬きの動きによって目にできても、そのまま流されて目頭の方へと移動して排出されているそうです。
ではなぜ、寝た後の方が出来ているのでしょうか?
これは、実は単純な話で睡眠時は目を閉じ、瞬きなどの動きが無いために目頭まで移動せずにそのまま蓄積する為、朝起きた時ぼ方が目につきやすいんだとか。
目ヤニが寝ている時に多くできてしまうとまつ毛などに絡んで、次の朝に硬くなって目が開かなくなるなんてこともあるそうです。よく小さい子供とかだとなりますよね。ならない?おっかしぃなぁ~…
目が開かない程に固まってしまったときは濡れたタオルなどで拭いてやると簡単に取れますが、お湯などに浸けたタオルとかだと、より取りやすくなります。
くれぐれもまつ毛を直接切ったりはしないでください。
さて、先の通り、感染症や炎症のような何かの病気の前触れの場合ですと、粘度の高い目ヤニが出る場合があり、まつ毛などがくっつく程の場合が連日続く場合は何かしらの目の異常がある事を考えていた方が良いでしょう。
原因として考えられるのは「ウイルス感染」「細菌感染」「アレルギー」等があり、それぞれ目ヤニの形状によって見分けられます。
中でも特に気を付けなければならないのがアデノウイルスと呼ばれるウイルスから引き起こされる「流行性角結膜炎」、別称「はやり目」だと聞いたことがある人も多いかと。
「急に目ヤニが多くなった」「目ヤニが黄色でねばつく」と言った場合は可能性としてこれが上がってきます。
流行性角結膜炎の場合は感染率が非常に高く、症状も悪化すると失明の恐れがある為に疑われる場合は眼科での診察が望ましいとされます。
まぁ、コレじゃなくともあんまり目ヤニが酷い場合は、やはり何かしらの病気が隠れている場合があるので見てもらう方が良いかもしれませんね。